Japanized American & Americanized Japanese 日本化するアメリカ人とアメリカ化する日本人

23 06 2008

東京とロサンゼルスで会う友人が何人かいる。6,000マイル離れているものの、お互いふたつの都市を行き来しているので結構会えるチャンスはある。その中で、生まれも育ちもアメリカ、両親もアメリカ人。アメリカでいちキャリアを築き上げ、その間に独学で日本語を習得。のちに日本に移住し、日本でのキャリアを開花させた友人がいる。 日本滞在5年になろうとしているその友人とキャッチ・アップするたびに、彼の日本人化が進んでいるのに気づく。雅びなオーラをバンバン醸し出しているのだ。

ある日その友人は、誰かから教わった「相撲に見る日本男子の美学」にいたく感動していた。それは力士が試合で勝利をおさめた時、その喜びを決して派手に表には出さない。心の奥で静かにその喜びを味わうという点が美しい、と。

アメリカ人だったら勝負に勝った瞬間、両手をあげてガッツポーズをとったり、負けた相手に向かって’Yeah!!! You, mother fx!!’くらいは言うよな。

一方、私は生まれも育ちも日本、両親も日本人だが、ホームタウンはロスと自然に思える今日この頃。私のアメリカ人化が進行している。家族は「なんか大雑把というか大胆というか・・・」と困惑ぎみだ。雅びな感覚は確実に薄れてきているらしい。

アメリカで生活していると、細かいことに気を使っているとうまく物事が前に進まないことが多い。変更することも多々あるし、そこでイチイチつっかかっていたり、怒っていたりすると先に進めないのだ。融通が効き、臨機応変に対応できることが望ましい。そのせいか、最近は何が起こってもあまり怒らなくなった。都合が悪いことが起こったら、それを回避する方法を考えて前に進むだけ。

東海岸に住んでいた頃、臨床試験に関わる製薬会社でOLをしていた。そこで働いていたインド出身の医者と、自分たちのアメリカ人化をよく笑いの種にしていた。

彼がインドの実家に帰ると決まって母親に言われるそうだ。「アンタ、いつからそんなに*失礼*な人になっちゃったの?」と。大雑把&ドライな対応が彼の母親には失礼/無礼な人に見えちゃったらしい。一方で、会社の上司からはより積極的、能動的、攻撃的に行動せよと言われる。彼の温厚な性格は、アメリカでの社会生活で再形成せざるを得なかったのだ。

どっちがいい、というわけではない。自分が生活している社会でうまくやっていければそれでいいじゃないか。他国に住んで自国を知る、と人はいう。うーむ、しみますな。実感。

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