Boston/Styx Live @ Gibson Amphitheater

5 07 2008

独立記念日のホリデー気分で盛り上がる 7月1日、ギブソン・アンフィシアターでボストンとスティクスのライブを見た。

彼らの人気絶頂期の70-80年代、熱心に聞いていた方では決してないが、「’More Than a Feeling/宇宙の彼方へ’をナマで聞くこと」がロサンゼルスに引っ越してきてからの私のTo Do Listのひとつだった。2,3年前にもUSツアーがいったん計画され日程まで発表されたのだが、何かの理由でキャンセル。(キャンセルの理由は未だに分からず)そして去年のツアーも・・・。子供の頃見逃したアーティストのライブを、今でも*ふつーに*見られるというのは、ロサンゼルスならではの醍醐味である。

大昔、私がまだ小学生でそろばん塾なんぞに通っていた頃(そ、そーいう時代だったのさ〜)、プログレな人たちがトップ40に入るポップな曲を作り出し、ロック調の曲のあとに、必ずバラードでヒット・チャートにとどめを刺していたので、コアなプログレ・ファンおよびバンドからは、嫉妬や笑われ者の対象になっていたのを覚えている。 産業ロックとか呼ばれて。音楽のジャンル分けは苦手なアタシ。

このコアな人たちの心理っつーのも私は苦手だ。 ミュージだって家庭がある。ツアーするんだってお金が必要なんだから、ヒット曲を作ってナニが悪いのだ。バラードだっていいじゃない。*チミたち*は嫌いかもしれないが、その他、ん百万人の人たちはレコード/CDを買ってるのだよ。ボストン、スティックス、ジャーニー然り。あとイエス、アラン・パーソンズ・プロジェクトとかもある時期を境に、かなり叩かれていなかったっけ?ヒット曲に文句をたれていたひねくれ者たちを尻目に、彼らは80年代、バンバン売れて行ったのである。

で、あれから20年以上、いや30年近い月日が過ぎたギブソン・アンフィシアターの夜である。ほぼ満員の客入り。健在だ。スティックスがオープニングだった。’Come Sail Away’, ‘Renegade’, Blue Collar Man’, ‘Miss America’, ‘Too Much Time Of My hands’….ヒット・ナンバーが続く。凝ったCGやライティング、演出がない分、爽快で一直線なロックンロール・ショーが展開する。あとこの会場のいいところは、客席がいい具合にスロープになっているので、ちょっと後ろでもステージがよく見えるという点。逆にステージから客席を見ると、どれだけ埋まっているかが一目瞭然なので、ぐー。観客が一斉におーっとか言って拳をあげたりすると爽快。

ファンの間ではどうとらえられているのか?デニス・デ・ヤングがいないスティックスって。’Best of Times’, ‘Babe’が演奏されなかったのは分かる気もするが、世界的にヒットした’Mr. Roboto’をやらなかったのは以外だった。ピーター・フランプトンが’I’m In You’を最近のライブではやらなかったり、チープ・トリックが’The Flame’を、 エクストリームが’More Than Words’ をセット・リストからしばらくはずしていたのと同じ理由なんだろうか?

続いてボストン。ボーカリスト、ブラッド・デルプの悲劇はまだ記憶に残る事件だ。ライブのなかば、トム・シュルツが言った。「ブラッドはもう一緒にはいないけど、きっと今日も天国から僕たちのことを見守ってくれていると思う。」

新しいボーカリスト、トミー・ディカーロも見事な歌いっぷり。マイケル・スィート(ストライパー)とのダブル・ボーカルもあり、より高音を担当しているはトミーの方だ。トム・シュルツは彼のことを’Mr. Home Depot Guy’(ミスター・ホームディポ・ガイ)と紹介していた。現在もホームディポにクレジット・マネージャとして籍をおき、50都市を回るこの夏のツア—の間は「休暇中」になっているらしい。ってことはツアーが終わるとまたホームディポに戻るのかー。なんかすごい人生設計だ。

念のためホームディポはDIY系の大型店で、そこに行けば家が建てられるくらいの材料が買える。日本でいうとドイトとか?(あれ、古い?OR関東地方オンリーのお店?)

去年の夏、ブラッドのトリビュート・ライブの際にトミーDをノースキャロライナから呼び寄せ、そのライブがうまく行ったので、今回の採用となったらしい。

ではどうやってトミーDは発見されたのか?マイスペである。トミーDのマイスペにアップされていた彼の歌声を初めて聞いたとき、トムSはてっきりブラッドの声だと思ったらしい。で、大きなスピーカーに繋げて再度聞いたところ、その歌声のバックで流れているオケが、ボストンのものではなくカラオケマシーンか何かで作られたものだと気づき、「やばっ」と思ったらしい。

トミーDは子供のころからボストンのファンで、「歌声がボストンのVoに似ている」と 友人からよく言われていたものの、プロとしてのシンガーの経験はなし。妻と子供たちとノース・キャロライナ州シャーロットに住む、ふつーのお父さんだ。

ふつーのおとうさんが、ある日、ロックバンドのフロントマンに抜擢されたのだから、アメリカのメディアはそりゃ黙っていない。(日本のメディアにも取り上げられたのかしらー?)こっちではメイジャー・ネットワークのニュース番組でも取り上げあれ、ホームディポのオレンジ色のエプロンを着て、にこやかに客の対応をするトミーD、そして次の瞬間にステージでロックしちゃう彼の姿が各局で放送された。このへんのニュース&トムSのインタビューはYouTubeでも見られる。

で、ライブの件。ステージ前面に5人が並び、ドラムも含めて6人全員ではもるコーラスっていうのもいいですね。分厚くって。ベースの人、キムさんという女性だったってこの日、初めて知った。「 宇宙の彼方へ」「ドント・ルック・バック」「アマンダ」「クール・ジ・エンジン」「ピース・オブ・マインド」「スモーキン」など、これまたヒット曲が並ぶ(順不同)。いやー、圧巻。ボストンのライブ初体験。もう「宇宙の彼方へ」は聞けない、と悲しんでいるファンのみなさん。大丈夫です。もし来日が実現したら迷わずチケットを買いましょう。

トミーDといい、YouTubeで発見されたジャーニーの新ボーカリストといい、何と夢のある話じゃないか。ジャーニーはまた別の機会にゆっくりと・・・と思ったけど1件だけ。ボストンのもうひとりのボーカル、マイケル・スィートは去年の夏、ジャーニーの新ボーカリストのオーディションも受けたらしい。しかし「これまでメイン・シーンに登場していない新しいボーカリスト」を探していたニールは、フィリピンからアーネル君を呼ぶ事に決めたらしいっすよ。

私はライブの*前日*にチケットマスターでこの日のチケットを購入したのだ。幸運にも前から2列目をゲット。ここが日本のチケット・システムと違う点なのだが、ある程度大きい会場の場合、チケットマスターは、VIP用にいい席を確保しているのである。で、公演間近(たいてい2週間前)になると、VIPにさばききれなかった席を一般向けに売り出すのだ。これは*ある日突然*リリースされるので、お目当てのライブがあるときは公演日が近くなったら、毎日チェキすべし。私はチケット運がいいので(断言するなー、おい)、これで結構ナイスな思いをしている。ギャンブラーなあなたなら、会場box officeで買う当日券も狙い目。私はギャンブラーではないが、ジャネット・ジャクソンのチケットをこの手でいったら、前から9列目のど真ん中をゲット。私の前にはクインシー・ジョーンズ一家、俳優のキューバ・グッディJr.、アンジェラ・バセットが。後ろにはリサ・マリー・プレスリーが座っていた。っつーことは私が座った席には本来ならばトム・クルーズとかが座るはずだったのか?とか妄想してみたり。

ちなみに最近のジェネシスやポリスのロサンゼルス公演(両者とも会場はハリウッド・ボウルだったか)、ライブ前日に*最前列*のチケットが売りに出されてたぞー。$300以上したから買わなかったけど。

最後に、ボストンの今年のライブの模様がすでにたくさんYouTubeにあるが、これがわりとよく撮れていると思ったんで、どーぞ。この6月に行われたミネソタでのライブ。

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