David Ellefson_F5 ロック第3世代

31 08 2008

8月26日、ロサンゼルス、サンセット・ストリップにあるハウス・オブ・ブルース(以下HOB)でデヴィッド・エレフソンと話した。この夏はロックンロール・ファンタジー・キャンプ(以下RRFC)の一員として全米各地を回っていた彼。ロックラホマ・フェスティバルからスタートし、この日のHOBでフィナーレを迎えた。

ミネソタの小さい街で育った彼は「西(=ロス)に行かねば」と決断し、1983年にロスで活動を開始。キャリアが開花したのもここハリウッド、そしてスラッシュ/スピード・メタル・ブームの最初の波に乗ることができたのはまさしく’Blessing’(神からの恩恵)だったと語る。ハリウッドを訪れるのはいつもうれしいよ、と言うデヴィッドの近況を聞いた。

F5;
この夏はF5の新譜のプロモーションでも忙しいんだ。北米で8月19日にリリースされ、今回ドラムには旧友、ジミー・デグラッソが参加している。バンドのオフィシャル・サイトマイスペ、またiTunesからからも新譜 “The Reckoning”は購入可能。順調に行けばロサンゼルスでライブを行う可能性もあり。

ロックラホマ;
僕が子供の頃住んでいたミネソタ州近辺では当時「アイオワ・ジャム」「テキサス・ジャム」といった大きな音楽フェスティバルがあった。ロックに限らずあらゆるジャンルのアーティストたちが一堂に会するんだ。 現在、全米各都市に大きなアリーナや企業が所有するアンフィシアターがあるためフェスもたくさん行われているけど、当時のスピリットとはちょっと違うね。

ロックラホマがクールだったのは、そういったスピリット、すなわち様々なジャンルのバンドが同じフェスでライブを行い、当時のシーンを再燃させたことかな。僕のジャンルではないものの、ラット、ドッケン、ファイアーハウス等ヘアメタル系のバンドとも同じフェスで、僕らRRFCが演奏したというのはよかったと思う。RRFCのためにフェスの開催日を1日オープニングデーとして増やし、他のバンドが追加されていったんだ。

色々なジャンルのアーティストが集まり屋外ライブを数日間に渡って行う、こういう ロックンロール・スピリットって近年、ある意味消えつつあったんじゃないかな。ロックが均質化され、企業が絡んだりして。考えてみればおかしなもので、ロックとはそういったところから正反対に位置するべきなのに、巨大化すればするほど企業に依存し、チケットを売ろうとすればするほど、これまで自分達がクールだと思っていたスピリットが薄れていくんだ。でもロックは基本的に「ワル」だから、かごに閉じ込められたとたんにそこから飛び出す手段を見つけ出すものさ。ロックラホマはそんな昔のクールなスピリットがあった。

RRFC:
RRFCのツアーはすごく楽しいよ。僕は1964年生まれだから音楽的にはビートルズがアメリカにやってきた年だ。The CarsのElliot Easton、AerosmithやRingo Starrと仕事をしているMark Hudson、David Bowie, John Lennonとの仕事で知られる Earl Slickといった面々と、今回はこうやってハング・アウトできるなんて。ロックンロール創世記の知識が豊富な人たちばかりだ。

ロックは1950年代に始まり、60年代でピークに達し、僕が聞き出したのが70年代半ばだから、言ってみれば僕はロック第3世代。ZeppelinやKissのレコードを初めて買った時はもうすでにバンドは「後期」だった。すごくいい勉強になるし、違うスタイルのロック・ガイたち、ドラマー、ギタリスト、シンガーソングライターらとツアーするのは好きだ。正直言って 彼らから音楽的に色々学んだし。だってみんなAリストのできるヤツばかりだから。一方で、メタルの僕からはダウンピック、スラッシュ・メタルを伝授したんだ。Zep, Deep Purple, Black Sabbathみたいなアイコン的なバンド以外は、彼らはおそらくこういったジャンルに詳しくないだろうし。こうやって僕たちはお互い刺激しあっているんだ。すべて順調。人生上手く行っているよ。じゃF5の新譜も聞いてくれよな。僕はこれから会場に入ってロックしてくるぜ!

*****

追記;
この日のHOBでのライブではRRFCがオープニングを飾った。(ExtremeがメインアクトでKing’s Xが2番目に登場)ロスでのキャンプで鍛え抜かれた(?)キャンパーたちが3組のバンドに分かれて登場。今年のカウンセラーは、デヴィッドが上記で触れた人たちのほかにも、サイド・ギタリストに徹していたGlenn Hughes, 何故かドラマー役で登場したGilby Clarke, Kip Winger, Mark Slaughter, Chris Sladeが参加。デヴィッド参加のバンドは皆様の予想通り、メタラーたちが’Breaking the Law’, ‘Paranoid’等を演奏、キメてました。

で、デヴィッドがこの夏、どんなに楽しいツアーを送っていたか知りたいという方は・・・彼のYouTubeのアカウントでその一部が見られます。このへんの話はまた後日、ここでアップしますのでお楽しみに。

次のRRFCはロンドンにてこの11月に行われる予定。なんとあの(!)アビーロード・スタジオでセッションを行い、さらにライブはこれまたキャヴァーン・クラブなんかでやれちゃうらしい。もうビートルマニアのオトーさんは、ボーナス先払いにしてもらっても行くべきです。カウンセラーはビル・ワイマン、ニック・メイスン他。詳細はこちらから。

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