The Answer @ LAフォーラム

31 12 2008

「CDよりライブの音の方が断然いいじゃん。」

私が使う最上級の褒め言葉のひとつである、念のため。こう感じたアーティストは何人かいる。ここ数年ではニッカ・コスタとリッチー・コッツェン、そしてこのジ・アンサーなのだ。音の佇まいがCDの音はきれいに収まりすぎてモノ足りない。一方、ライブ時の音の奥行き感やボーカル、ギターの荒さがかえってかっこ良かったり、’break it down’(ってどうやってニホンゴに訳すのだ?)するところがすげーRAWで、「むき出しの音」がかっこいい。平ったく言うと「グルーヴがある」ってことなんだけど、ね。

北米では初の本格的なツアーを行ったジ・アンサー。AC/DCのオープニング・アクトとして抜擢され、アリーナクラスの会場で猛威を振るっている。12月はじめ、LAフォーラムで2日間のライブをこなし、その2日目のライブ直前に話を聞く事ができた。

AC/DCとのツアー;
(コーマック、以下’C’)AC/DCとのツアーは楽しいよ。なんてったって全米42都市でのギグが組まれていて、その後ヨーロッパにも行かれると思う。モーレツに忙しいけど毎晩、AC/DCのライブが見られるし1.5-3万人の観客の前で演奏ができるんだ。北米での初めてのツアーなんだ、決して悪いスタートじゃないよ。

日本;
(C) 日本でのライブは他国とかなり違う体験になるよって、 来日前は言われたよ。例えばヨーロッパのライブだと観客は大騒ぎするし、曲間でボクがMCをしている最中でも観客が叫んだりして。ま、いい経験なんだけど。一方、日本のオーディエンスは大騒ぎするというよりはもっと音楽に敬意を払うって聞いていた。実際、曲が終わってボクがしゃべり出すと同時にさーっと静かになって、僕が何を話すのか注目してくれたし。興味深かったね。

(ポール、以下’P’)日本でサイコーだったのは最初のギグ、渋谷だったな。初来日だったからきっと知名度も低いだろーなんて思ってたけど、実際は3,000人もの人が来てくれて曲も知っていてくれたみたいですごく嬉しかったね。キツかったのは東京での最初の夜。ボクとジェイムスはベジタリアンで食べるものが見つからなくてね。時差ボケだしお腹はすくし、言葉の壁があって欲しいものが説明できなくて辛かったよ。

エヴリデイ・デイモンズ;
(C) 新作が出るんだ、タイトルは’Everyday Demons’。リリースは今のところ09年2月。(注:日本リリースは1月21日)曲作りはたいてい練習部屋に集まってみんなで持ち寄るんだ。去年のクリスマスの時期に3ヶ月くらいかけて書いた。40-45曲程度できたところでプロデューサを探すことにしたんだ。ロサンゼルスに来てトップ・プロデューサに何人か会い、ジョン・トラヴィスに頼む事に決めたんだ。アイルランドのど田舎にあるスタジオに来てもらい2週間プリ・プロダクションを、ロサンゼルスのスタジオで6週間、それからポールがロンドンのスタジオで2週間くらいかけてギターの音入れをした。だから曲作り、プリプロ、スタジオ録音を合わせると6ヶ月くらい費やしたことになるかな。今作のタイトルは’Everyday Demons’。サプライズも入っているから、ファンのみんなにとっても僕らにとっても興味が尽きないアルバムになっている。気に入ってくれるといいな。前作はバンド結成から4年間に渡って作られた曲の集大成的な作品だったけど、今作は6ヶ月ですべてを作り上げたから僕らにとってまったく新しい体験だった。作品全体を通してひとつの流れ、不変のステートメントが存在していて上手くいったと思うよ。

ジョン・トラヴィス;
(C) ロサンゼルスで1週間くらいかけて9-10人くらいのプロデューサに会ったかな。1日3人程度と話をした。どの人もいい作品を手がけた人たちだったけど、ジョンに決めた理由は若さとチャレンジすることへのハングリー精神が絶対的にあったから。感銘したね。あと録音プロセスの基本が、バンドのライブ感を汲み取ってアルバムに反映させるという点で、僕たちの音作りと共通していた。例えば曲のエネルギー・熱さを保つためにベース、ドラム、リズム・ギターを同時に録音し、ボーカルを1日の最後に録音。で、毎晩、その曲のベイシック・トラックを、マルガリータ、テキーラ、ビールを片手に皆で聞くんだ。そうすることで毎日確実な進展/進行具合が確認できたしすごくよかったと思う。

ライブ・パフォーマンス;
(C) 大切なのはメンバー4人が曲作りに参加しているから、情熱と誇りを持ってステージでも演奏できることかな。
(ミッキー)僕たちがずっとやりたかったことだから、調子が悪い日があってもいったんステージに立てば楽しめるよ。
(P) ツアーに出るようになって毎日のローテションが変わったね。毎日夕方4時ごろ起きて9時にその日の絶好の体調を持ってステージに立つ。怠惰な生活スタイルって思う人もいるかもしれないけどね。
(C) 僕たちいつも朝8時くらいまで寝ないもんな。

日本に再度上陸;
(C) 09年4月ごろを目標にまた日本に行かれたらいいなって思っているんだ。 東京、大阪やその他の都市でもライブをやりたい。 これまで東京とフジロック・フェスティバルでしかライブをやってないから他の都市に行ってもっといろんな人に会いたい。いずれにせよ、もうすぐ日本のみんなと会えるよ。

*********

実はジ・アンサーのメンバーと会う日の朝、たまたまデフレパのVivianとメールのやりとりをしていた。(ヴィヴィアンと同じ出身地である)アイルランドのジ・アンサーと会うことを伝えると、ヴィヴィアンも彼らのことを知っており、前作のことを褒めていた。デフレパがアイルランドでスタジオ入りしていたとき、ジョーがジ・アンサーのCDを持っていて聞かせてくれたとのこと。「フリーを彷彿させる音作りがよかった。だからジョーも気に入っていたんだと思うけど。」とはヴィヴィアン談。

ジ・アンサー、さっきオフィシャル・ウェブサイトを見たら、4月はまだヨーロッパにいるみたいなので、日本行きはゴールデン・ウィークかそれ以降にずれ込みそうな気配。単独ライブでロサンゼルスにも戻ってくるとのことなので、私は今から楽しみなのだ。

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