LED ZEPAGAIN 本物のジミー・ペイジもライブを見に来るトリビュート・バンド。連日完売ライブ、とにかく売れてます

1 06 2008

とにかく売れているのである。ソールド・アウト・ショーを連投しているレッド・ツェップアゲイン。ロック・レジェンド、レッド・ツェッペリンのトリュビュート・バンドである。トリビュート・バンドだからって甘く見てはいけない。なんてたって本物のジミー・ペイジもライブに足を運び、「It’s amazing how much like us you sounded!」 (僕たちの音にものすごく似ていてびっくりだ)と驚嘆するほどだ。ぶったまげてください。

ジミー・ペイジの彼らへのappreciationはここで留まらない。Zepagainのメンバー4人は去年12月、O2アリーナで行われたLed Zeppelin再結成ライブに招待され(チャリティーのためチケットは買ったらしいが)、サウンド・チェック、アフター・パーティにも招待されたという。さらにぶったまげてください。

1989年に結成。何度かメンバーチェンジがあり、2001年に現在のラインアップになった。主にロスとその近郊で活動、年間約60本ものライブをこなすというから毎週必ずどこかでライブをやっている計算になる。今年はさらにその数もぐっと伸びているというから、彼らの人気の高さも伺えよう。メキシコ、カナダ、サラエボ、ペルー、アイルランド、ヨーロッパ各地でもライブの経験があるが、どういうわけか日本にはまだ行ったことがないと言うではないか!ここで一番ぶったまげてください!

この春だけでも、ロスで500-1,000人+キャパのハコ(the House of Blues, Whiskey A Go Go, Hollywood Park…etc)でライブを行っているが、どれも完売している。本家Led Zeppelinの知名度、人気の高さももちろんあるが、それだけでは連日ソールドアウトショーはできまい。聞いてよし、見てよし、メンバーのなりきり度もよし。バイオリンの弓で弾くボウイング奏法あり、テルミンあり、「Does anybody remember laughter?」あり、もう気分は1977年6月のLAフォーラム、’Listen To This, Eddie’である。

O2アリーナでの再結成ライブに感激した彼らは、帰国後、同じセット・リストをZepagainのライブで再現。また映画にもなった、1973年「The Song Remain the Same」ツアー再現ライブも過去に行っている。そして現在取り組んでいるプロジェクトは’Led Zeppelin North American Tour 1977’の再現。51都市で予定されていた、バンド至上最も大規模なUSツアーとされていたが、ロバート・プラントの息子の死により、44都市終了後、続行不可能に。これがLed Zeppelin、アメリカでの最後のツアーとなった曰く付きの「あれ」である。 Zepagainのギター、スティーブはこの43都市目のライブをオークランドで目撃している。

夢にまで見た1977年のレッド・ツェッペリン。そのリクリエイションをこの21世紀に見られるなんて!日本の地にもぜひ。


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